更年期障害のブログ

はじめまして、更年期親父です。

 

46歳の時に男性更年期障害(LOH症候群)と診断され、そこから2年が経ちました。今も治療を続けています。

日々奮闘しているサラリーマンの皆さまの中には、自分と同じような症状を抱えている方がいらっしゃるかも知れません。もしそのような症状があったら、1日も早く受診、治療を開始して欲しいと思います。自分のような重度の症状になる前に。

 

☆診断までの経緯

当時自分はサービスエンジニアとして欧州系のメーカーに転職しました。仕事のメインは当然機械の修理。お客は工場、それも24時間稼働(そんな話は聞いてなかった)。電話は夜中も鳴る、しかも土日祝関係なく。休みはあっても週1日。睡眠時間は平均3時間。

半年が経とうとしたころから、朝起きるのがきつくなり、日中激しい睡魔に襲われるようになりました。体はいつもだるく気力もなくなり、夜も眠れなくなりました。それでも自分が甘いだけと言い聞かせ、レッドブルを1日に2,3本飲みながら何とか日々過ごしていました。しかし1年が経とうとしたある日、完全に朝起きられなくなりました。なんとか身体を起こしても、立ってるのもやっと。さすがにおかしいと思い総合病院へ。そこで更年期障害と分かりました、しかも重度。

 

更年期障害って?

男性更年期(LOH症候群)は女性の更年期と比べると、まだまだ認知度が低いです。なんとなく調子が悪い、だるい、疲れやすいなど、単なる怠け者に見えてしまうため、周りの理解が得られず、苦しんでいる方がかなりいらっしゃると思います。
男性更年期の症状は、加齢にともない男性ホルモン(テストステロン)が低下することで引き起こされます。40代、50代の年齢層の方が圧倒的に多いと思いますが、ストレスなどが原因で30代の方が発症することもあります。

 

☆どんな症状がある?

精神的症状:
うつ、不眠、イライラ、不安、集中力がない、やる気が出ない、などがあります。
自分の場合は、極度のストレスから夜眠れなくなりました。夜眠れないため、さらにストレスが溜まるという悪循環になり、最後にはうつ状態になりました。
夜が来るのが怖くなり、横になっても嫌な状況ばかりが頭に思い浮かぶようになりました。そして精神的に追い詰められる状況になっていきました。
更年期症状の症状にうつ病があるので、十分注意してください。
 
身体的症状:
多汗、ほてり、めまい、動悸、頭痛、倦怠感、関節痛、筋力低下、ひげの伸びが遅い、などがあります。
自分の場合は、倦怠感と関節痛が酷かったです。とにかく朝起きられず、何とか体を起こしても立っているのがやっと、という状態でした。どんな状態かというと、2日徹夜して、そのあと400mダッシュした後の疲労感プラス体中が痛い、という感じでしょうか。

 

男性機能の症状:

ED(勃起不全)、性欲の減退、朝立ちの減少、頻尿、などがあります。

自分はこれ全て当てはまりました。若い方でもEDの症状がある方は更年期予備軍ですので、早めに診療した方が良いです。

 

☆症状のセルフチェック

症状の評価にAMS調査票というものがあります。下記が調査票になります。ちょっと調子が悪いと思われる方はチェックしてみてください。

17項目についての5段階評価を総計します。

f:id:konenki48:20180923164746j:plain

合計点:

26点以下・・・症状なし
27~36点・・・軽 度
37~49点・・・中程度
50点以上・・・重 度

27点以上の方は、一度メンズヘルス外来を受診してみると良いかと思います。

50点以上に方はすぐ受診してください。仕事している場合ではありません。現在も仕事に何らかの支障をきたしていると思います。放っておくと仕事そのものができなくなりますので。

 

☆診療科は?

これは泌尿器科です。泌尿器科のドクターがメンズヘルス外来も担当しているケースが多いです。うつの症状が出ていて心療内科を受診する方も多いと思います。抗うつ剤などでこの症状は軽くなりますが、更年期障害である場合は根本的な治療になりません。もしうつ病の症状がある場合、半分更年期を疑ってください。

下記リンクは全国のメンズヘルス外来一覧です。参考にしてください。

www.mens-health.jp

 

つづく。。